法人のお客様

Integral Vision ＆ Practiceの法人に向けた活動

① 組織を対象としたコンサルティング
② インテグラル理論や成人発達理論に関する講座・講演・ワークショップ

① 組織を対象としたコンサルティング

しかし現在のところ、組織における能力開発施策の多くは、個人の深層的領域についてはほとんど考慮せず、機能的スキルの習得を目的にトレーニングを実施しています。その結果、個人の中で深層的能力と機能的能力が齟齬を生み、思い通りのトレーニング効果が上がらないまま終了する結果となります。組織の能力開発のための投資が結果的に非効率的なものになっているのは非常に残念なことです。

トレーニングの効果が上がらない場合、以下のようなことが生じている可能性があります。

提供されたトレーニングのレベルが高すぎる場合

その機能的スキルの習得・運用のためには、一定レベルの深層的能力が必要とされるにもかかわらず、その能力が備わっていないため、トレーニングが期待通りの効果や成果を生み出さない。

提供されたトレーニングのレベルが低すぎる場合

高いレベルの深層的能力を有している人に対して、簡単すぎる機能的スキルのトレーニングを提供した場合、この人はトレーニングでのスキルや内容に興味関心を抱けず、学習効果が限定的となる。

こうした齟齬は、トレーニングだけでなく、業務やポジションのアサインメントにおいても同様に発生しています。端的に言えば、知識や経験を活用する主体である人間の認知構造の質（発達段階）が無視されるために、その人物の能力を誤って評価してしまっているのです。

Integral Vision ＆ Practiceではこうした観点から、クライアント組織の重要人材の能力開発上の測定と育成に関する支援を提供いたします。

具体的には：

1. クライアント（個人）に課された業務やポジションがどのような深層的能力と機能的能力を要求するものであるのかを明確にする。
2. 米国Lectica, Inc.等のアセスメントを用いて、クライアント（個人）の現在の状態を把握する。
   →　メニュー　アセスメントを参照
3. クライアント（個人）に課された能力開発上の課題を明確化する（機能的能力および深層的能力の両領域において、また必要に応じてシャドー領域の課題も明確化する）。
4. クライアント（個人）が取り組むべき能力開発を明確化する。また、組織および周囲の関係者が提供すべき支援を明確化する。
5. これらの分析・測定結果にもとづいて、インテグラル・コーチング/セラピーを提供する（尚、機能的能力の開発に関しては、他の組織や機関によるトレーニングを併用していただくこともあります）。
   →　メニュー　インテグラル・コーチング/セラピー・プログラムを参照

深層的能力の成長や発達の過程では、既存の思考や価値観の再構成が必要とされることがあります。また、いわゆる「シャドー」と言われる心の無意識領域に潜む問題や課題が浮上することもあります。こうした心の奥底から浮かび上がる問題や課題は、高次の発達段階に向けた成長・発達において意識化され、探求・治癒される必要があります。しかし一方で、こうしたプロセスは何らかの心的な揺らぎを生じさせるプロセスでもあります。私たちは、このような内面的な揺らぎを十分に考慮し、寄り添いながら、個人の高次の発達段階に向けてたプロセスをサポートしていきます。

Integral Vision & Practiceでは、こうした機能的な領域と深層的な領域を包含する統合的な視座から、コーチと心理療法家が共同支援体制を組んで組織の皆さまの支援に従事します。

② インテグラル理論・成人発達理論に関する講座・講演・ワークショップ

内容は組織のニーズを詳細にお伺いした上でご提案いたします。お気軽にご相談ください。

　（注）インテグラル理論、成人発達理論、シャドー、Lectica, Inc. についてはデータベースをご覧ください。